メリクリ、メリクリ! ・・・っと。 どうやら、あたしが一番ノリみたいだお。 |
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メリークリスマス! 藤さん、ようこそ。 皆さんで御一緒じゃなかったんですね。 |
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あ、ヤバいっ!! 言われてみれば、2階ロビーで待ち合わせだった・・・。 まぁ、いっか。 しばらくしても、あたしが来なければ、光ちゃん達も、先に行ったって気付くだろうしね。 |
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ど、ど、どうでしょう。 一応、メール打っておいた方が無難だと思いますよ? |
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そう? やれやれ・・・世話がやける2人だなぁ、ホント。 |
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コレで安心ですね。 |
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そんなことより、やたらいい匂いしてるねぇ。 ナニナニ? またお菓子作ってくれているの? |
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勿論ですっ! いつも私達、光ちゃんに御馳走になってばかりいますからね。 今日のクリスマスイブは、そんな光ちゃんに、心ばかりの御礼を兼ねてのお返しがしたくて企画させてもらったんですよね! (2014 12月更新) |
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そんなこと気にしなくっていいのに。義理堅いなぁ、黒ちゃんは。 | ||
いつも御馳走されてばかりですから、普通は気にしちゃいますよ。 まぁ、お返しって言っても、ホットケーキパーティーなんですけどね。 |
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いやいや、十分だから!! って言うか、あたし、ホットケーキ大好きだからっ!! ここだけの話、もう無類のホットケーキ好きなんだよね! |
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光ちゃん達も、ホットケーキがお好きだと嬉しいんですけどね。 | ||
ピンポォ〜ン | ||
やれやれだお。 お呼ばれなのに遅刻ですか。 |
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・・・ドッチがよ。 あんたの遅刻がなければ、時間通りに、つかさちゃん家に来てたわよ! |
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遅刻しておいて、言い訳とは! マヂ信じられねぇお! 神経疑うお!! |
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まぁまぁ。 今日は、せっかくのクリスマスイブなんですし、玄関でケンカされなくっても、いいじゃないですか。 とりあえず、奥のコタツで、待っていて下さいな。 |
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ウホホーィ!! コタツちゃん、コタツちゃん! |
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とぼけちゃってっ! ロビーで待ちぼうけだった私達の身にもなって欲しいわよ! |
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こくこく(相槌) | ||
あ、つかさちゃん。 ちょっと遅れちゃったけど。 メリークリスマス! 今日は誘ってくれて、ありがとうね。 |
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私もお招き下さって、ありがとうございます。 メリークリスマスです! |
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メリークリスマス! お越し下さって、こちらこそありがとうございます。 すぐにコーヒーお持ちしまから、奥のコタツでお待ち下さい。 |
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はーい。ありがとうね。 ・・・でもあっという間よね。 1年なんて。 もう年の瀬だもんね。 |
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そして、光ちゃんもBBAの仲間入りを果たしていくわけだよね。 | ||
ナニ言っているのか、よくワカラナイけれど、あんたも同い年なんだから、一蓮托生なんだけどね? | ||
あうあうあうあう。 せっかくのクリスマスイブなんですから仲良くしなきゃダメです! |
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そんなナカたんに・・・ サンタクローーースっ!!! |
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い、い、痛いですぅぅぅ! ナ、ナ、ナニするですかっ!? |
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蛇使い座の銀聖闘士。 シャイナねーさんの必殺技だお! |
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ソレは、サンタクロースじゃなくって、サンダークロウですっ! | ||
あんた、ナニ意味のワカラナイこと言って、ナカちゃんをイジめてるのよ! | ||
ぶっちゃけ、毎年クリスマス恒例のネタで、いつもチイ(=妹)に、この技かけていたんだよね。 今年は、チイもいないし困ったなぁって思っていたけれど、いやぁ出来て良かったお。あたし大満足っ! |
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藤先輩ももういい大人なんですから、今年で、そんな恒例行事からは卒業してください。 | ||
なんだか賑やかですね。 もう少しかかるので、コーヒーとクッキーでも食べて待っていて下さい。 |
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あ、あったかそうだお! |
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いただきます。 |
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黒ちゃん、黒ちゃんっ! あたし、アレにして欲しいっ! ホイップクリーム入れるヤツ! |
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ウインナーコーヒーですね? 大丈夫です。 そんなこともあろうかと、ちゃんと用意しておきましたから。 |
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クリームあるんでしたら、私も入れて頂いていいでしょうか? お願いしたいです。 |
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つかさちゃん大変そうね? 座って待っていてもなんだし、手伝うわよ? |
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いいです、いいです! 今日は、私がお招きさせてもらったんですから座ってて下さい。 |
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そ、そう? | ||
いや、ソコは空気読んであげないと。 お前みたいな女子力低いヤツは、足手まといだから邪魔すんなよって遠まわしに断ってんだからさぁ。 |
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なんですってっ!? あんたにだけは、女子力云々は言ってもらいたくないんだけど! |
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あうあうあうあう。 ま、ま、また始まったです。 もう知らないです! |
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はぁ〜い。お待たせしましたぁ。 |
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キターーーーーっ!! | ||
ス、ス、スゴいです! お店のホットケーキみたいです! |
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そんなことないわよ。 最初のお皿のなんて、まだホットプレートにしっかり熱が通っていなかったのに慌てて生地流しこんじゃったせいで、焼き色が甘くなっちゃってたりするし・・・。 |
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え? ナニ? 最初のお皿のは、なんだって? もう食べちゃったんだけど、なんかダメだった? |
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あ・・・。 あんまり美味しそうなホットケーキだったから写真撮ろうと思ったのに、早くも一皿目がコタツの上から消失してしまっているです・・・。 |
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でも、ホント上手ね。 つかさちゃん。 よかったら、私にもコツ教えてくれる? |
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そんな! コツなんて特にないですよ。 普通にホットプレートで焼いただけですから! |
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聞くだけ聞いて、どうせやりゃしないんだから、なんでもかんでも聞こうとするんじゃないお。 モグモグモグモグ・・・。 |
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・・・藤先輩、食べているときくらいは大人しくしていて下さい。 (正直、御2人がケンカされると、せっかくのクリスマスイブが台無しになってしまうです。) |
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ウマーィっ! ウマーイッ!! |
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あんた、少しペース落としなさいよ。 ソレ、私の分じゃない? |
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あ、すぐに焼きますから。 待ってて下さい。 |
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光ちゃん、食い意地はってっからね。 急いで、急いでっ!! |
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あんた、ソレ何枚目なのよ! 私、まだ1枚も食べていないのに、あんたが全部持ってっちゃってるから言っているんでしょ!? |
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光ちゃん、光ちゃん。 いいこと教えてあげるね。 |
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ナニよ!! | ||
このホットケーキ、すっごいウマーィっ!! | ||
きいぃぃぃぃぃぃぃっ!! | ||
相変わらず仲がいいですよね。 はい、お待たせしました。第2陣到着です。 |
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ゴメンなさいね? 正直、すっごいいい匂いだから、私も早く食べたくなっちゃって。 |
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いえ。 私も嬉しいです。 でもクリスマスなのに、ホットケーキなんて、なんだか少し申し訳ないですよね。 |
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え? どうして? |
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実は私も、ホントはもう少し手の込んだ物を、とは思ったんですけど、予算の都合と言うか・・・その・・・。 | ||
そんなこと全然ないからっ! 私もサルもホットケーキ大好きだから、すっごく嬉しいわ! |
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ホントですか!? ソレ聞いて安心しました! それじゃ、早速、光ちゃんもホットケーキ食べてください。 |
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もぐもぐもぐもぐ・・・。 もぐもぐもぐもぐ・・・。 |
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く、く、黒田先輩・・・。 食べるホットケーキがもう無くなっているです・・・。 |
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・・・ふ、ふ、藤さん。 あっ!! すぐに第3陣を焼いてきますね! |
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そ、そうね・・・。 お願いするわ・・・。 |
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不思議だお・・・。 ホットケーキが、まるで雪のように溶けていくお。 うーん、あたしってロマンチック。 |
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・・・殆ど藤先輩しかホットケーキ食べていないです。 |